読書
僕は、つくづくキャッチコピーや謳い文句に弱い。 「歴史的名著が、80年の時を経て、ついに漫画化!」 「コピーライター糸井重里さん、エッセイスト松浦弥太郎さん絶賛!」 「100万部突破!」 そんな言葉たちの思惑通り、僕は「君たちはどう生きるか」を買っ…
読みおわってまずぼくの中に浮かんだ感情は、「自己嫌悪」だった。 主人公の時田秀美は、高校生である。勉強はできないが女にはモテる、セックス大好きなマセた男で、高校生にして年上の美人お姉さんと付き合っているからまいったもんだ。 秀美にはお父さん…