三日坊主の三年日記

人生を、おもしろく

〜田舎に泊まろう in Sweden〜 1日目

突然だが、今僕はスウェーデンのダーラナ地方に住む、とある家族のお宅にお邪魔している。

 

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ちょうど真ん中くらい。スウェーデン、長いな、縦に

 

 

なぜなら、スウェーデン式の子育てを間近で見たいとずっと思っていたからだ。

留学先である、スウェーデン第二の都市ヨーテボリでのシェアハウスがwith子持ちの家族であればベストだったのだが、そう上手くもいかなかったので、別の機会になんとかして家族と住める方法を探していた。

 

そんなときに、"Workaway"というサイトを知り合いに教えてもらったのを思い出した。

www.workaway.info

 

このサイトは、簡単に言うと「住み込みボランティア募集サイト」だ。

Host側は、住む場所を提供する代わりに、Workawayerにやってほしいことや条件などを募集要項に書く。

Workawayerは、サイトにお金を払い、要項をみてステイしたいところにメッセージを送り、交渉をしたのちに成立、実際に住むことになる。

 

このサイトのHostは世界中にいるのだが、スウェーデンで検索すると、約450のHostがヒットした。

Hostが要求する仕事は、牧場や農場のお手伝い、家の改築、雑用、ガーデニングなど様々なタイプがある。

僕は子どものいる家庭に行きたかったので、"Babysitting / child care"の欄にチェックをつけてみると、約140の家族に絞られた。

(ちなみにスウェーデンのHostの要求は、田舎に家を買ったからサウナやバスタブをつけたり菜園や牧場を作ったり好きなようにリノベーションしたいので人手がほしいという案件がまじ多い)

 

その中から僕は、場所的に行きやすいところ(北すぎると寒くてきちぃ)、行きたい期間がマッチしているところ、要求されていることがハイレベルすぎないところ(アートプロジェクトの手伝いとかはむりぴ)を選択し、20家族くらいにメールを送りまくった。

 

Workawayは、いわばマッチングサイトなので、双方のプロフィールを充実させていかに信用を得るかというところにかかっている。まるでTinder。

しかも僕は初めての利用だったのでレビューもなく、返事がくるか不安だった。

がしかし!ついにダーラナに住むこの家族からのみ、OKの返事がきた。

(のちに話していると、Hostは最初メッセージがきた時、うわ日本人かよ!コロナ大丈夫かよ!と思ったけど8月からスウェーデンに住んでいると書いてあったので安心した、と言っていた。コロナの影響やばみ。。)

 

てなわけで僕は、約1週間、田舎に泊まろうin Sweden を決行することになった。いぇい。

 

そして同時に、今回僕はこの滞在期間中、"No SNS Challenge"なるものを実施しようと思っている。

日々SNSに割く時間が多すぎるのはわかっていたものの、なかなか離れることは難しく、使っていないときも常にどこかで意識を持っていかれているような気がしていた。

誰かとずっとつながっている感覚が、見えない糸でがんじがらめにされてるようで、なんとなく息苦しかった。そんな自分を、一度解放してみたかった。

そこでこの際、いっさいがっさいのSNSに放置プレイをかまし、ここでの生活をこのブログのみで発信していこうと思う。日本ではなかなかできなさそうなことなので!

 

使えるのはメールだけという高校生ぶりのシチュエーションに、妙にわくわくしている。(そう思うと、この10年でSNSは異常に発展したんやな。)

 

 

そんなこんなで僕はヨーテボリにしばらくさよならをし、ダーラナへの電車の中でこれを書いている。

 

ひとまずここで今回の目的を整理しておこう。

 

スウェーデンの家族・子育て・生活・自然を間近で見て感じ、言語化する

◉Workawayerとして家族の要求に応えるのはもちろん、期待を超える活躍をする

SNSから離れ、本来の自分を解放する

◉自分が見てきた世界と家族が見てきた世界を共有しまくる

◉子どもたちが大きくなっても覚えてもらえるくらい仲良くなって、爪痕を残す

 

うむ、いい感じ。

 

 

ヨーテボリから約6時間、電車に揺られてやっとたどり着いた駅に、HostのMikaelaが迎えに来てくれた。

まじで何もないようなめちゃくちゃな田舎を想定していたが、駅前は全然、というかショッピングモールもIKEAもジムもあって、むしろ栄えていた。

がしかし車を5分ほど走らせると、あっっっというまにザ・スウェーデンな田舎の風景が現れた。これぞわいが見たかったもの!いぇい! (彼女いわく、ここはmiddle cityらしい)

 

  

わくわくしながらドアを開けると、家族が出迎えてくれた。

感動の瞬間が!ついに!と思いきや、長女のStella(1歳)は思いっきり人見知りをかまし、完全に奇異の目でこちらを見ていた。つらみちお兄さん。

 

夫のTobiasと握手を交わしたら、なんと早くも第二の関門に衝突。Tobiasに抱かれた長男のLeo(5ヶ月)が、Stellaよりもドン引きの顔でこちらを見ていたのだ。今にも発狂しそうな顔をされてしまった、シンプルに悲しい。Mr.インクレディブルだったら、ジャックジャックが変身しているところだぜ。

くそう、よかろう、それくらいの試練ひょひょいと乗り越えてみせようではないか。この子たちと一刻も早く打ち解けてやるぞ〜〜〜!

 

波乱の幕開けで、犬のColaも含めて5人家族との生活が始まった。

 

 

その後僕は、家族のみんながすでに夕食を済ませていたため、余りのラザニアをいただいた。うまし。

夕飯を食べながら日本やスウェーデンのいろんな話をしたあと、 Mikaelaが家の中を紹介してくれた。前に世界まるみえかなんかのテレビで、スウェーデンではゲストが家にくると部屋のひとつひとつを見せてまわると言っていたので、それが実際に体験できてはっぴー!その話も彼女にしたら、爆笑していた。

 

家の中は、大きなリビングダイニング、夫婦の寝室、Stella、Leoそれぞれの子ども部屋、僕が寝るゲストルーム、地下には洗濯室とサウナが。そして庭には養鶏場とブランコ。スウェーデンでは幼い頃から自分の部屋を持つことが普通なんだって。

なんだこの暮らしは、素敵すぎんか。

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僕が寝るベッド。まじの快適空間。

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Mikaelaが一度も使ったことのないSauna



 

二人はこの街出身で、お互いアメリカやストックホルムなどに住んだりしたけど、やっぱりこの街が好きで、戻ってきて家を買ったらしい。これこそが幸せだわ、、、もう既に1日目の数時間でありったけの幸せを浴びすぎてしんどい、、、、。

 

明日からお家のお手伝いが始まるので、頑張ります。

滞在中は時間たっっっぷりあるので、もりもりもりだくさんで続けていきます!寝る!