田舎に泊まろう in Sweden 3日目!
今日も朝7時に起きたら、雪が!降っている!いえーーーーい!!
今日もるんるんで朝食。
スウェーデンにきて初めて使ったのだが、チーズスライサーはまじで、幸せの象徴だと思う。
大きなチーズから少しずつハピネスを削り取って自分のものにしていく感じ、たまらんのよこれが。買って帰ろうかなまじで。
雪が降って僕のテンションは爆上がりなのだが、その隣でMikaelaは、今年の冬は暖かくて悲しいと言っている。
例年は湖も凍るし、僕の身長以上の雪が積もるらしいのだが、今年はさっぱり。
スキー場もフェイクスノーを使ってるんだとか。気候変動の影響なのかなあ。
朝ごはんを食べたら、今日もStellaをförskolaへ送りにレッツゴー。
förskolaに着いたら、Stellaはいつも通り泣いてMikaelaと離れようとしない。
しかし他の子どもたちがみんな外に雪遊びに出かけると、Stellaも泣き止み、我々は家に帰ることができた。
Leoは今5ヶ月で、1歳半になったら就学前学校に通い出すらしい。
スウェーデンでは通常1歳から通えるが、それはちと早すぎると判断し、だいたい1歳半から通い始める家庭が多い。
Leoが1歳になったらMikaelaは仕事を探し、Tobiasは育休をとってLeoと一緒に家にいるんだって。素敵!
その後、市立図書館が週1で行っている、歌を歌う会についていった。
20人ほどのママと赤ちゃんが輪になり、ギターを弾きながら歌を歌う人を囲んで、みんなで歌う。
歌いながら身体を動かしたり、絵本を読んだりと、赤ちゃんも親も楽しげだった。
たぶんここで集まるのがきっかけで、家族間のコネクションができたりするんだろうな。
平日の昼間にもかかわらず、図書館には子連れのパパが何人かいて、さすがスウェーデンという感じ。
その後Mikaelaの友人ママと図書館のカフェでFika(コーヒーやお茶、お菓子などをしばきながらおしゃべりするスウェーデンの代表的文化の一つ)をした。
友人ママの両親は中国出身で、こちらに移り住んだのちに彼女を産んだらしい。
だから、彼女の見た目は完全に僕と同じ東洋人なんだけど、生まれも育ちもスウェーデン、旦那さんもスウェーデン生まれの白人だから0歳児の娘さんもミックスされたお顔だ。
スウェーデンでは、多様なルーツを持つ人が同じ国に暮らすことなんてとっくの昔から当たり前なのだろう。
その人が持つルックスや国籍、ルーツ、バックグラウンドといった一側面で人を差別する人々が未だに日本にいることが、とても悲しくなる。
何がダサいかって時とともに移りゆくけど、「え、まだそんな差別的な考え方してんの?ダサくない?もう令和だよ??」ってなる日が一刻も早く来るといいな。
ちなみにここで食べたキャロットケーキが死ぬほど美味くてほっこり。
図書館からの帰り道、Mikaelaと喫煙の話になった。
日本では、路上喫煙はよしとされておらず、席はわかれているがレストランや居酒屋などの室内でたばこを吸うことが一般的だ。
一方スウェーデンでは、公共の室内で喫煙することは許されず、自分の家や車の中か、路上で吸うことになるらしい。
まったくもって反対で、驚いた。ちょっと前まではスウェーデンも日本のような感じだったけど、法律が変わったんだって。
だからヨーテボリではやたら道にたばこのポイ捨てが多いなと思ったんだ。そのかわり、店にいって服がたばこ臭くなることはない。
一長一短だけど、僕はスウェーデン式がいいなあ。
帰って昼食を取り、午後は仕事。
ひたすらに壁を削るの、もはや楽しくなってきたわ。
英語のPodcastを聴きながらやるの、めちゃいい感じ。
一日中英語でしゃべってるしNo SNS チャレンジ実施中だから日本語に触れる機会も少ない。
Stellaとはスウェーデン語でしかコミュニケーションが取れないけど、Stellaの話すスウェーデン語からいくつか言葉を覚えた。
ひょっとして、学びたい言語を話す幼児とその家族とともに時間を過ごすことって、めちゃくちゃ効果的な言語習得法なのでは、、?
1〜2歳くらいの子どもだとまだ語彙も少なく、わかりやすくゆっくりしゃべるから、こちらもああそれはそう言うのか、こういう意味なんだろうなっていうのがなんとなくわかってくる。
まさしく、子どもが言語を習得していく過程に伴走している感覚。誰か日本でこのビジネスやってくれ〜〜
夕飯はベジタブルパイとサラダ。美味すぎるし健康的すぎるしでもう感動。
相変わらずおしゃべりは楽しい。
子どもたちの名前は、なんとビールの名前から取ったんだって、ウケるな。笑
ひょんな話から"Macho man"の定義の話になり、あなた的にはどんな人がマッチョマンなの?と聞かれて、「Tobiasみたいに、胸筋がしっかりついている男の人」と答えたら、「おれがマッチョマン?全然違うよ!」と爆笑していた。
スウェーデン的マッチョマンは、身体が大きいのはもちろん、寡黙で自信があって堂々としている人のことらしい。概念そのものが違いすぎておもろかった。
夕食後はいつもののんびりタイム。
お風呂から上がって裸で走り回るStella、追いかけて捕まえるTobias。
おっぱいをLeoにあげながら二人を笑って見守るMikaela。
これが、家族の日常なんだなあ。この空間、ハピネスに溢れすぎているぜ。
子どもたちが寝静まってから、謎に大人だけでNetflixの「セックスエデュケーション」鑑賞が始まった。人気なのは知ってたけど僕は観たことなくて、途中からだと全くストーリーがわからなかった。
今日はいろんな初めてに溢れていたなあ。
初めてベビーカーを押した。
初めておむつ替えるところを間近でみた。
初めて赤ちゃんに指を食べられた。
初めて子どもが全裸でご飯を食べているところに遭遇した。
ベビーカーを押して初めて、その大変さ、道が整備されていることのありがたさを知った。
おむつ替えをみて初めて、公共施設のトイレにおむつ替えの台があることの大切さを知った。
Leoに指を食べられて初めて、赤ちゃんの噛む力の強さを知った。
自由にご飯を食べるStellaを見て初めて、自分がかなり型にはまっていたことを知った。
初めてを体験するということは、それだけで終わらない。体験することで物事を知り、学び、見える世界が少しずつ広がっていく。
保育園で働いたことはあったが、実際に子どもたちの生活に密着してみると、知らなかったことだらけで本当にびっくりの連続。
子どもを保育園で預かることと、子どもを家庭で育てることは全くの別物と言ってもいいくらい。
特にスウェーデンの冬は寒いので、外出するときは服や靴下、手袋や帽子を毎度毎度着せなきゃいけないし、小さな子二人を同時にみるのは本当に苦労が多い。
それでも、Mikaelaが「大変なこともいらいらすることもたくさんあるけど、それ以上にいくつもの喜びがあって、とても幸せ」と言っていたように、まだここで数日しか過ごしていない僕でさえも、子どもたちの笑顔を見るだけであらゆる悩みなんてどこかへ吹っ飛んでしまう。
子どもにはやっぱり、とてつもないパワーがあるんだな。
日本の家庭はどう子育てしてるのだろう。自分の親はどう子育てしてきたのだろう。
僕は二つ下と三つ下に兄弟がいるので、一番下が産まれたときとかまじで地獄のように大変だっただろうなあ。
この滞在中におむつ替えにチャレンジする約束をしたので、たくさんの初めてをもっと経験するぞ〜〜〜!
てなわけで今日も12時前に就寝。健康ボーイ。
ではでは、おやすみ世界!