三日坊主の三年日記

人生を、おもしろく

〜田舎に泊まろう in Sweden〜 7日目

God morgon!!

ケツの激痛とともに目が覚める朝。つらみ。

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今日はTobiasの仕事が遅めのスタートだったので、彼がStellaをförskola(就学前学校)へ送る番。

förskolaは家から歩いて15分のところにあるのだが、今日はStellaの希望でバス登校。

衝撃的なことに、なんとバスのほうが時間がかかる。バスに乗る時間はわずか30秒。

慌ただしいはずの朝に、ここまでやる余裕はもはや感服。

というかむしろ、僕は「朝は慌ただしいもの」という観念にすっかり支配されていたけど、この家族は早起きをしてゆったりとした時間を確保しているため、子どものやりたい気持ちに寄り添うことができている。すばら。

 

 

Stellaが去ってから、リノベーションの続きに取り掛かった。

土曜日にTobiasのお父さんがきて、僕がオフを満喫している間にだいぶ作業を進めてくれていたので、僕はその後始末的な仕事をした。

今までは、ここにシャワールームを作るのよ、と言っていたMikaelaの言葉にしたがってただ黙々と言われた作業を進めていたが、今日、なぜここにシャワールームを作るのか聞いてみた。

すると、意外な答えが。

シャワールーム、ミニキッチン、トイレがついた個室を作り、家具を備え、Airbnb的なノリでゲストに貸し出して儲けようと計画しているんだと!

ドアも別なので、もう完全にこの家族との生活は独立させる予定らしく、こういうことをしている人たちはスウェーデンでは珍しくないんだとさ。なんだよわしが住みたいわ、、、。

 

自分の作業の先がイメージできると、俄然やる気も湧き、すこぶるはかどったところで次の仕事へ。庭にある鶏小屋の掃除とちょっとした建て替えだ。

僕が鶏たちの糞を取り除き、壁の汚れをごしごししている間、Mikaelaは木材を運び、のこぎりとスクリュードライバーを使いこなし小屋を増築していた。

 

僕が日本で働いていた冒険遊び場では、子どもたちがのこぎり、トンカチ、釘を使って木材を組み立てる遊びをしていたが、まさしくそれのリアル版。

(冒険遊び場はまじのまじのまじで素敵な場所なので、絶対にこれらを読んでほしい。子供がいる人は絶対に行って!!)

 

pyonsu.hatenablog.com

 

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たくましく生きる術というか、身の回りの生活を自分で成り立たせていく術を完全に装備しているMikaela、まじでかっこいい。

 

ランチにパスタサラダを食べ(めちゃうま)、Mikaelaがシャワーを浴びる間にLeoの子守をした。

Leoは僕の指を握るとすぐに口に持っていくのだが(だからめちゃくちゃこまめに手洗いしている)、 5ヶ月の赤ちゃんってもうすでにこんなに噛む力強いんやなって初めて知った。歯はまだないけど、しっかりがしがしと噛んでくる。

これまじで世のお母さんたちの乳首大丈夫なんかな、と勝手に心配したけど、赤ちゃんのせいで乳首取れた事件は聞いたことないので、とりあえず大丈夫そう。しらんけど。

 

 

 

それからStellaを迎えに行って、食料品のお買い物。

何度も言うけど、小さい子ども二人連れてどこかに行くのはまじくそ大変。本当に、想像の3億倍は大変。

というか、外出しなくとも、家に一緒にいるだけでまじで大変。機嫌はころころ変わるし、何をするかわからないから目が離せない。

仕事に行ってるパパたちは、子どもと家にいるママたちがただ楽をして休んでいると思ったら大大大間違いだから、一旦育休を取りなはれ、まじで。

 

 

今日はというと、買い物中にStellaがおしっこしたいと言い出し、急いでスーパーの中のトイレを探して行ったものの、そこが詰まっていて使えず、店員に頼んで従業員用のトイレを使わせてもらった。にもかかわらず、おしっこ出ずという骨折り損。

 

出したくても出なかったStellaはご機嫌ななめでぐずぐずしっぱなしだったのだが、突如Mikaelaが陳列してあったバナナをおもむろに剥き始め、Stellaに渡した。

何事?!と思って聞いてみると、親が買い物をスムーズにするために、子どもがぐずっているときはフルーツをただであげていいのだそう。おったまげ。

ここのスーパーで許されていることなのか、スウェーデンで許されていることなのかはわからないが、どこまで子育てに優しいのだ、、、と感動を隠しきれなかった。

なお、Stellaはばっちり機嫌を取り戻した。バナナ、あっぱれ。

 

 

帰宅すると、またも事件発生。

フェンスが崩壊していて、庭に放していた鶏たちの大脱走が始まっていたのだ、、!

ただでさえくたびれているというのに、脱走した鶏を全力で追いかけるMikaela。

バナナの効果が切れ、ぐずぐず泣きのStella。

おっぱいがほしくて、おぎゃおぎゃ泣きのLeo。

ついでに昨日のスノボで悲鳴を上げている真っ青な僕の尻。

 

しばらくカオスな状況が続いたが、なんとか終幕。

Mikaelaは鶏小屋リノベーションの続きに取りかかり、僕はその間Leoの子守をしながらStellaと庭で遊んだ。

 

Stellaと鶏たちは、大の仲良し。 

Stellaが走れば、鶏たちがあとをひょこひょこついていく。

Stellaが砂の山を作れば、すかさず鶏がそれを破壊する。

Stellaはやめて!と叫び鶏をばしっと叩く。

Stellaが庭に寝転べば、その上に鶏が乗ってくる。

Stellaは腹の底から笑い、僕も一緒に大笑いする。

鶏たちが餌を食べるときは、Stellaも一緒に餌を食べようとする。

かと思いきや、握りしめた餌を鶏たちに投げつける。鶏、逃げる。節分かよ。

 

その様子は、もはや人間と鶏ではなく、種族を超越した「友達」そのもの。共生とはまさにこのことだなと。こんな子が、健やかに育たないわけがない。

 

思う存分大声で笑ったり叫んだりできるこの環境も、泥だらけになっても怒らない親の存在も、一緒に住む犬も鶏も、こうやってここにいる部外者の僕の存在も、全てがStellaの命に吹き込まれ、豊かに育っていくのだろう。

 

LeoとStella、二人を見ていると、子どもは各ステージごとにまったく違った愛おしさがあるなあと改めて思わされる。

彼らは驚くべきスピードで成長していくので、今の彼らと過ごせるのは、本当に、この一瞬しかない。

Leoはもうしばらくするとはいはいをし始め、歩き出し、言葉を話し始めるだろう。

Stellaは話せる言葉、自分だけでできることがどんどん増えていくだろう。

そんな刹那的なこの瞬間をこの子たちと過ごせている奇跡を本当に幸せに思った、なんでもない日の午後だった。

(Stellaが鶏に囲まれる姿を撮れなかったのがまじで心残り、、!)

 

 

 

夕食は、ワッフル!

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食事としてワッフルを食べるの初めてなり!

 

 

Stellaは、最初は自分の椅子、次はパパの膝の上、ママの膝の上、僕の膝の上、と座る場所を変えながら食べるのが通常運伝。

そのサイクルに加わることができて嬉しい〜〜。もうこれは仲良くなったと言ってよさそうじゃないか?!!f√√√√ッッッッッッJっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっjfっっxっっっっっっbんんんんnjpぉあs、kっっlっsかあああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっCっっっっっkっっっっっっっっっっさああああああlkdlっっっっっっjkっっdkっっっっっdっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっk、っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっdgh・_______g        

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こうしてStellaが突如乱入するのももはや慣れたもので、仲良しの証拠と言っても過言ではなさそうだ。

 

 

Stellaは食べるときも自由だが、おしっこやうんちの仕方も自由。

ちゃんとトイレでするときもあれば、専用のおまるにまたがって、ご飯を食べながら、テレビを見ながら、こちらを見ながら、いろんなシチュエーションで放出している。(もちろんそのあとは手を洗っている。)

彼女の意思を最大限尊重し、彼女が一番気持ちいい形で排泄ができることがベストだと語るMikaela、本当に素敵。

僕もサハラ砂漠でした立ちション、まじで気持ちよかったなあ。

 

 

 

 

てなわけで、今日も長くなったけどこれでおしまい。

Colaが僕のベッドで寝ているのも通常運転。

 

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この日々があと3日で終わりなんて信じがたい、、。

噛み締めていこう。それでは、God natt!