三日坊主の三年日記

人生を、おもしろく

ルーツを探しにいく旅 〜北海道 is wonderful〜

夏休みに突入しまして、生まれ故郷である北海道に、約3年ぶりにいってきまんた!!

いや〜結論から申し上げると、

卍北海道最高卍って感じです。

 

食いもんがとにかくうまいうまい。もういくら使ったかわかんないしカロリー3年分くらい摂取した気がしてるけどまあ気にしない。

てなわけで、台風で飛行機欠航になって、しゃーなし新しい航空券買ったものの大幅に遅延しているなうなので、怒りを込めてこの旅をここに記したいとおもふのだ!!!!!!!!!!!!!!

 

〜〜〜〜

 

 

今回の目的は以下の通り

1.ばあちゃんに会う!!

→数年前にじいちゃんを亡くし田舎に一人で暮らすばあちゃんも、認知症が進んできてしまっている。いなくなってしまうことは考えたくないけど、後悔をできるだけ少なくできるように、時間があるときにいっちゃおう!ってことで会いに行きました。

 

2.学童×ゲストハウスを日本で唯一実践している場所へいく!!

→ゲストハウス雪結というところに泊まりました。そこでは、2階のスペースで「アドベンチャークラブ札幌」という学童を運営しています。前期いろいろ考えて思いついたアイデアを形にしている人たちがいたので、思い切っていってみよう!ってことで事前に連絡していってきましたぜ。

 

3.地方の冒険遊び場をみてみたい!!

→これから中心に勉強していこうと思っている「冒険遊び場」。北海道にもいくつかあるみたいなので、いってみて話を聞こう!ってことで突撃しましたよん。

 

 

そしてこれらを通して、

自分のルーツを見つけたい!!!!

と思っております。今の自分はどうやって形作られてきたのか、なんだかわからなくなっている今だからこそ、もう一度生まれ故郷の地で見つめ直したい、ということです。

 

 

 

てなわけで、順番に振り返っていきましょーーう

 

1.ばあちゃんに会う!!

約3年ぶりに会うばあちゃんは、元気でした!もう感涙。ぼくの名前忘れてたらどうしよううううううとびびりながらいったんだけど、覚えてくれててよかった、、、。

ばあちゃんの家は新千歳空港から電車で4時間のど田舎にあって、家からスーパーも車がないといけないような僻地なんだけど、家の周りには壮大な田んぼと麦畑が広がってて、隣には天塩川という大きな川が流れていて、とてもいいところ。

久しぶりに大自然に囲まれて、これでもかってくらい癒されてきました。

ばあちゃんも楽しそうで、ばあちゃんが笑顔になるたびに、いちいち幸せ感じてました。ばあちゃんほんと好きなんやなあおれってすごい思いましたね。思えば小さい頃から怒られたことなんて一度もなくて、いつもいつも優しくて、へこんだときは誰よりも寄り添ってくれて、、何度電話越しに号泣したことか。

でも、やっぱり認知症が進んでるんだなと感じる場面は何回もあって。その度に当たりが強くなる母や叔父さんの姿に悲しくなったりもしました。体が思うように動かなくなったり、頭が働かなくなったり、老いとともに自分が自分でなくなっていくような感覚ってどんな感じなんだろう。きっとばあちゃん自身がそれを一番よくわかってて、一番悲しいんだろうなあ。それをいつも近くで見てる叔父さんや母もつらいし、孫のぼくだってつらいし、どうしたらいいんだろうな。老いと向かい合っていくのって、本当に簡単なことではないんだなってすごく思いました。みんなで助け合っていけるといいな。

 

小さい頃は、堤防を越えたところにある天塩川の近くにいくことは禁止されていました。氾濫したら危ないし、何人も命を落としていると強く言い聞かせられてきたので、近寄ったことはありませんでした。しかし!今回天気もよくて、何より好奇心が勝ったので妹とともに行ってきました。「危ないからやめな!!!!」と怒鳴っていた母もちゃっかり後ろからついてきました。

草むらをかきわけた先にみえたのは、雄大すぎる景色。

本当にこんなに綺麗な景色がこんなに近くにずっとあったのか!!とびっくり仰天。今思い返すと、過保護気味な母からいろんなことを禁止されてきたなあ。

そんなことも思いながら自然を感じた出来事でした。

 

 

2.学童×ゲストハウスを日本で唯一実践している場所へいく!!

前期、二つの短期留学プログラムに参加し、アメリカ・マカオの学生と都内の小中学校を訪問しました。その際、子どもたちはパニック状態、学校中がお祭りフィーバーになり、学生たちはハリウッドスター並みにサインを求められるというとんでもない事態になりました。

ぼくは、この事態を目の当たりにし、「日本の学校、やばいのでは???!」と思い始めました。ぼくが小学生だった頃は、地方ということもあり、たまーにALTの先生がくるくらいしか外国人と接する機会はありませんでした。あれから時は経ち、グローバル化がますます叫ばれるようになり、小学校教科に英語が導入される時代になりました。にもかかわらず、日本のど真ん中東京ですらこの状況なのか。子どもたちにとって、外国人と身近で触れ合うことがこんなにも当たり前になっていないのか。東京では道を歩けば外国人がたくさんいるのに、交流するには至っていないためにここまで興奮するのかと。

こりゃあいかんと思い、子どもたちが当たり前に、気軽に異文化交流を楽しめる居場所のような空間がないものかと考えていました。

そしてある日、大学で開催された学会で、「孤児院×ゲストハウス」の発表をしている方がいました。それはフィリピンの孤児院で、寄付だけでは運営が難しいため、だったら一緒にゲストハウスやっちゃって、稼いだお金でもっとよりよい運営をしよう!泊まってくれる人とも交流の場を作ろう!というものでした。

これを聞いた瞬間、「これや!!!!」と思いました。ゲストハウスと学童を併設すれば、世界中からやってくる旅人と子どもたちが触れ合うことができる。世界には当たり前にいろんな人がいて、文化や価値観が違って、でも一緒に笑ったり遊んだりできるということが幼少期に染み付いていれば、その子の未来の可能性はどれだけ広がるのだろう。

そう思い、グーグル先生に聞いてみると、なんと札幌にあるではないか!!どうやら日本にはそこしかないようなので、これはいくしかないということでアポを取って行ってまいりました。

 

札幌市内にある、ゲストハウス雪結。その2階スペースで運営されているのが、「アドベンチャークラブ札幌」です。責任者の日向さんも、ぼくと同じような経緯で学童×ゲストハウスを思いつき、偶然ゲストハウスをやってる方と意気投合して実現できたそう。

1日ボランティアとして子どもたちと一緒に過ごす中で、中国からきたお客さんとUNOをしたり、会ったことのある人の国を地球儀で教えてくれたり、ぼくが思い描いていたような光景がちらほらと見られました。この子たちのここでの経験がいつか花開くのかなと思うと、わくわくするなあ。

一方現状の課題としては、ゲストハウスであるがゆえに、決まりが厳しかったり、スペースが狭かったり、子どもたちが思いっきり遊んだり動き回ったりしにくいということがありました。これは同じ建物内に共存するうえではある程度仕方のないことなのかなと。でも、あくまで目的は、多様な人々と交流することなので、例えば近くに学童を設けて、外国人が集まるような場所(ゲストハウスやカフェなど)に遊びに行ったりイベントをしたりできればいいのかなあとも思ったり。

また、ゲストハウスではいろいろな人とつながれるのが最大の魅力のひとつ。いい出会いがたくさんあり、ゲストハウスのよさが身にしみた旅になりました。

日向さんには非常にお世話になりました。ありがとうございました!!

 

 

3.地方の冒険遊び場をみてみたい!!

これは完全に行ってから思いついただけなんですが。笑 今勉強している冒険遊び場は、地方ではどう運営されているのかなと思い、札幌にある冒険遊び場におじゃましてきました。代表の方はもともと自然学校などをされていて、市から委託されて期限付きで運営をしているのだそう。東京に比べ北海道は土地が広く、子どもたちがのびのび遊べる環境があるなあと思いました。ただ、東京では住民から運動が起こり冒険遊び場ができ、地域の人を巻き込んでいるのに対し、ぼくが訪問したところは行政が始めるから誰かやりませんかという形で始まったために、地域とのつながりはまだ薄いとのこと。

行政がなかなか動いてくれないことが問題だと思っていたので、なんだ札幌いいじゃん!と思ったけど、それはそれで違う問題も出てくるのだなと知れたのでよかったです。

この旅で感じたけど、今まで自分こんなアクティブじゃなかったよな、がらでもなくて笑えてくるほど変わってる気がする。今までの自分だったら、アポ取って誰かを突撃訪問して話を聞くなんてできなかったもんなあ。人は変われるもんだねえ。

 

 

 

てな感じで、大きな目的は達成でき、大大大満足の北海道旅となりました!

結局自分のルーツは何かはよくわからなかったけど、、、過去がどうであれ、今を一生懸命生きれば未来は変えられるのかな、とか、おおらかで寛容でなんでも素直に吸収するところ、意外に自分のいいところなんじゃないかなとか、くさいこと思ったりしました。

なんだかんだ前向きに生きられているし、自分を肯定しながら生きていくしかないもんな!やりたいことができている今が楽しい。感謝して、もっと頑張らないとな。

 

ワンダフル北海道、ありがとう!!