三日坊主の三年日記

人生を、おもしろく

田中、スウェーデンでバレーしてみたってよ。

ででん!こちらスウェーデン、らんまるです!

ヨーテボリという街からお送りしております〜〜

 

今回は、先日ヨーテボリのバレーチームの練習に参加してきたので、その様子をお伝えしたいと思いまする。

 

僕は学生時代から長いことバレーボールをやってきたので、こちらでも運動不足解消と友達作りのためにバレーができるところを探そう!と留学に来る前から考えていました。

 

まず大学のクラブがないかなあと思い、留学先である教育学部のガイダンスで仲良くなった人に聞いてみると、「大学にはクラブはないよ」とのこと。

新入生歓迎のためのスチューデントユニオンはやたらでかくて、毎週パーティーやらイベントやらが開催されているのですが、部活やサークルは日本みたいにないのだそう。残念無念。

 

そこでフェイスブックで検索してみると、ヨーテボリ市内のバレーチームがいくつかヒット!

連絡してみると、「来週から練習やってるのでぜひおいで〜」とのことだったので、翌週るんるんで会場に向かいました。

 

30分前に体育館に着き、このためにスウェーデンで買った練習着とシューズを身にまとい、準備万端で待機。していたのですが、練習が始まる時間になっても一向に人が来ません。

体育館の人に聞いてみると、団体の予約はしてある模様。そのまま待つこと1時間、さすがにおかしいと思いフェイスブックページをみてみると、この日はトライアウト中止のお知らせが。。ショッキン。チェックしなかった僕も悪いが、いきなり練習が中止になるとは何事なんや。

 

 

気を取り直して、翌日また同じ会場に向かいました。今度はきちんと人が来て、練習が始まりました。ふ〜〜一安心。

とりあえず声をかけてくれたアジア系ロン毛マンとパスをしたのですが、あれれ〜〜おかしいな〜〜全然パスがつながりません。隣のペアのパスをみても、ボールがあっちゃこっちゃ飛んでいっております。どこもかしこもはちゃめちゃ状態。

 

後から判明したのですが、このチームは実力順でA〜Cまでのチームに分けられており、僕が参加したのはCチームの練習だったみたい。バレーを始めて1〜2年の人から、全くの初心者まで総勢18人の中に混ざった、バレー歴12年のわし。正直学芸の体育科でバレーをやるほうがはるかにレベルが高い。

 

来るチーム間違えた〜下手こいた〜〜とも言ってられず、パスが終わるとコーチらしき人物が練習の説明を始めました。

しかし!ここで!問題発生!コーチの話す支持が!全部スウェーデン語で!いっちょん理解できん!!大問題すぎる!!!

英語と似てはいるので、「ボール」「パス」「ブロック」などいくつか単語だけはかろうじて理解できても、次どんな練習をするのかまではわからず。。。

しばらく棒立ちで見て、どんなことをするのか把握してから参加しました。

途中からは、コーチが説明した後に、「僕はスウェーデン語がわからないので、コーチが何て言ったか教えてもらってもいい?」と練習の参加者に聞いて、英語で説明し直してもらってました。

 

なんだかんだスウェーデンに留学に来てから、日本人や日本語を話せるスウェーデン人といる機会が多く、日本語が誰とも通じない!という環境が案外なかったので、とても新鮮でよい時間でした。自分から新しい環境に飛び込むって大事。

 

いくつか練習をやるうちに、僕がある程度バレーができることを察したコーチが、突然初心者の指導を僕に丸投げしてきました。さすがにびびるぜボーイ。

しかし、大学時代のバレーサークルで、初心者にバレーを教える楽しさを存分に味わってきた僕は、例え初対面のザンビア共和国(アフリカ南部にあるらしい)出身のテンションぶち上げマンが相手だろうと楽しく教えることができました。

まあ教えるといっても、アンダーハンドパスの練習を一緒にやっただけなんですが、これまた英語で説明するのが難しく、日本人は"like this"を多用するのか?と思われてしまったかもしれません。日本人のみんな、ごめんね。

 

最後にゲームをやる頃には数人と打ち解け、楽しくプレーすることができました。

レベルは高くないものの、さすが男性平均身長180cm越えのスウェーデン。でかい人がやたら多いので、ブロックだけはおもしろいくらいにボコスカ決まります。どシャット祭り状態。遺伝子組み替えてくれ。

そしてアウトオブポジションをしっかり守る。律儀か。

 

バレーボールをするときは声を掛け合うことが非常に重要なんですが、そのひとつひとつが英語なのがなんともいえないおもしろさがありました。

例えば、ジャッジをするときは"out!"とか、仲間がいいプレーをしたら"Nice serve!"とか、日本と同じものは問題なく使えます。

しかし、仲間がミスしたときは、"It's okay."か"Don't mind.""No problem."しか言えない。優しすぎかよ。

ラリー中に自分がボールをとるときは、"Me!!"、相手にとってほしいときは、"You!!"しか言えない。小学生かよ。

点が決まったときは、"Yeah!!"か"Yes!!"しか言えない。

さらには、仲間のミスに対して、「惜しい!」と思わず言ってしまうことがあり、あとからよくよく思い返してみると、これって"Oh,shit!!"(くそ!)に聞こえんこともないことに気づいた。

 

とにかくボキャブラリーがなさすぎて困りはしたものの、それもまた楽しく、これから増やしていこ〜と前向きな気持ちになりました。

 

やはりスポーツや遊びというものはすごいもので、言葉はいまいち通じなくても、一緒に体を動かしたり、ハイタッチをしたり、喜んだりしていれば自然と通じあうことができて、楽しめてしまうんですね。

 

仲良くなった参加者に、「普段僕たちはあまり表情を変えずに淡々とやっているけれど、君がずっと笑って楽しそうにバレーをしていたから、こっちまで楽しくなってしまったよ」と言われて、そんなににやけてたかおれ???と一瞬思いはしたものの、とても嬉しくなりましたとさ。

 

新しいことに挑戦するのは勇気がいるけれど、一歩踏み出すと世界が広がっていくんだなあと改めて感じました。

次回はBチーム、Aチームの練習にも参加したいと思ってます。

 

それでは今日はこの辺で。

Hej då!!(スウェーデン語でGoodbyeの意味)(ヘイドー!!っていいます)(かわいい)