三日坊主の三年日記

人生を、おもしろく

わくわくフィリピン日記 vol.14 〜スラム街〜

はろーえぶりわんこそば。

 

日曜は、マニラにいってまいった。ここから約2時間、往復400円弱でいけてしまう、この交通費の安さはすごい。

ちなみにこっちからマニラへ行くバスは、適当な道路でバスを見つけて手をあげたらとまってくれるので最高。バス停いらず。いやむしろこれ知らないと乗れないのでやばいな。

 

マニラはさすがに都会で人多くて、THE東南アジア感漂ってました。あの混沌とした感じ、すきだなあ。

本日の目的は、スラムツアー。スラム出身の人たちが立ち上げた団体が行っているツアーで、利益はスラムの援助に使われている。英語でガイドしてくれるのでわかりやすかった(理解は追い付かず)。

訪れたのは、マニラで最も大きなスラム(名前忘れた)。中心街から車で数分の海岸沿いに存在していた。

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近くに海が見える

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これはなんだ、、、?

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ゴミの山。ここから使えるものを探している人も。

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スラムの中のインターネットが使える場所。子どもたちがゲームに熱中している。

 

 

貧富の差が世界に存在することは頭ではわかっていたものの、実際に目の当たりにしてみて、、、うーん、ぼくは何を感じたのだろうか。正直、思っていたより衝撃は受けなかったかもしれない。

 

生まれた場所がたまたまフィリピンのスラムだった人たちと、たまたま日本だった自分。どう考えても理不尽すぎる偶然。水も食料も高く、トイレも風呂もない。勉強も娯楽も満足にできず、その日を生きるのに精一杯な人たち。自分はというと、水は大量に使うし食べ物も粗末にするし電気もつけっぱなしにしちゃうしお金も無駄遣いしちゃうし勉強も好き放題できるのにサボっちゃうし夢もあるのにしり込みしちゃうし。

今のぼくにはこの人たちの生活を少しでも楽に、少しでも豊かにできる力などない。現実をこの目でみて、自分を省みることしかできない。

 

ツアーを企画している団体は、マングローブをつくったり水草で雑貨をつくって売ったりしている。つまり、スラムの人たちの雇用を創出している。ぼくは、ブレスレットをひとつ買った。ぼくに、彼らのために直接できることはそれしかなかった。あとは、ハイタッチを求めてくる子どもたちに、笑顔で返すことだけだった。

 

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スラムのこどもたち。笑顔が眩しい。

 

この人たちは、何を考えて日々生きているのだろう。子どもたちには、叶えたい夢があるのだろうか。この人たちに、希望はあるのだろうか。

 

ここには、明るい人が多かった。貧困の地を見物に来た異国の裕福な人間たちを、笑顔で出迎えてくれた。お金をせびることもなく。

 

日本に帰れば、ぼくは決して裕福ではない。しかし日本は先進国で、彼らから見れば格段に裕福で、そこら中にチャンスが転がっている。自分には幸せに生きる権利があるし、彼らにももちろんその権利がある。

 

ぼくは、ぼくの幸せをつかみたい。彼らにも、彼らの幸せをつかんでほしい。そこに生まれながらの不平等が存在するというのが現実で、だからこそ同じ権利をもつ者として、いつか彼らが少しでも健康に、希望をもって生きられる支援をしたい。今からでもできることは、具体的に行動したい。知らなくても、考えなくても、手助けをしなくても生きていけるけど、ぼくは目を逸らしたくない。

全然まとまらなくてぐちゃぐちゃだけど、伸ばすための手があるなら伸ばしたいじゃない。生きるぞ、強く。優しく。

 

 

***

 

 

本日月曜日からいよいよ折り返し地点。上達がなかなか感じられずへこみまくりで、仲良しのハウスキーパーからも「1ヶ月だし仕方ないよ~はっはー」と励まされる。

 

ぼくの学校ではネイティブの先生が4人いて、毎週かわっていくのだが、今週から担当の先生との授業で、「貧乏で孤独な人は、成功できると思うか、その理由」「成功していない人はどうすれば成功すると思うか」など激むずな質問がふりかかって、いや日本語でもそんなすぐ答えらんねえし昨日スラムみてきたばっかで頭ぐちゃぐちゃなのにもうなに。。って感じでまあうまく答えらんなかったんですが、後者の質問に対して先生が、「幸せになること」とか超絶シンプルな答えかましてきて何この人それが難しいんじゃん。。。ってなったよね。。

 

あとは授業で君の名はのストーリーの説明を試みたのだが、ストーリー自体が複雑だし話せないしで全然うまく説明できず、しまいにはもう観て!って感じで勧めたら授業後にほんとに先生が観出したもんで、焦った。フィリピンでは当たり前に映画はネットで違法ダウンロードしてるから、映画を映画館で見る人は本当に金持ちくらいらしい。

 

もうこれ以上へこんでばかりいられないので、頑張ります。